かぜ・そら・とりのブログ

気ままに、のんびり。

そんな時節柄

にわかにLINEグループやFacebookで「還暦おめでとう〜」のお祝いメッセージが飛び交い始めた。高校、大学の同級生たち、その多くが今年4月以降に60歳を迎えるのだから、さもありなん。 大学時代の部活メンバーとのLINEも4/2生まれのFくんへのお祝いに続くは…

還暦目前、未だに揺れる

一昨日、仕事から戻った夫くんが、顔を合わせるなり「柳生博さんって85歳だったんだって!」とのたまった。会社帰りのカーラジオかなにかで、柳生さんが老衰でご逝去されたというニュースを耳にしたらしい。「あと25年ちょっとしかないよ!!」と、急に現実…

定年まであと1周。電池残量が気になる。

これまた、ぼーっとしているうちに桜も咲いて散って、会社員としては新年度になってしまった。それも私にとっては定年前の最後の1年なのである。 30何年もの間、○○株式会社の社員という名札をつけて膨大な時間を過ごしてきたが、それもあと1年かあ。この頃、…

お風呂上がりのユースキン

我が家の保湿用クリームはユースキン製薬のユースキンである。黄色く油っぽいベタベタのテクスチャーで、いい香りもしない。 が、夜、手に塗って寝ると翌日1日中しっとり感が続く(夫くん談)。この持続性はユースキンならではの効果なのだ(夫くん強調)。 確か…

悲しくて恐ろしい

ロシアのウクライナ侵攻。今、この瞬間にも、本物の「戦争」が行われているなんて、信じられない。身勝手な論理で、人が人の命を奪っているなんて。 「死にたくない」という子供の涙、幼子を抱いて離れ離れになった夫を思う若い母親の姿・・・悲しく、体が震え…

夫くん、元気にご活躍

夫は技術者である。30数年勤めた会社をちょっと早めに退職して、現在は再就職先で嘱託社員として毎日フルタイムで働いている。 もといた会社でやってきた専門技術を活かした再就職なので、本人もまずまず納得している様子だ。日々、外部からのお客様をお迎え…

寒い朝の湯沸かし器

寒い朝、キッチンに立って暖かいお湯に手を濡らすと、実家の冬の朝を思い出す。 高校生の私は、朝早く学校に行って自習するのが好きだった。というか、部活で疲れて夜は眠くなってしまうので早朝の教室が唯一のお勉強タイムだった。 朝まだ暗いうちに、起き…

ソーセージ製造機のおはなし

B・ラッセルの「幸福論」(角川ソフィア文庫)を読んだ。 何と読みづらい本(翻訳が?)であるか!「私はかつて、その幼少時代に両脚の使用をうしなってしまった一人の男を知っている。」は「両足が不自由になってしまった一人の男」でいいと思うが。 と、いう…

文字通りの・・・

久しぶりに仕事でやらかした。上司たちも「む」という表情だった。 私の理解や配慮が足りなかったなあと一応反省し、大人らしく「申し訳ありませんでした」と謝る。挽回策を提示する。 それなりにモヤモヤとストレスも感じたし、凹んだ気もした。 帰宅した夫…

エセ賢人の黄昏れ

ここにきて、あらためて「“幸福”だな」と思う。「ここ」ってどこかというと、もーすぐ60歳になるよという「今」である。なにより健康でいてくれる家族、雨風を凌げる家、ちゃんと作った温かい食事。本を読みたければ読み、庭の植物やスズメ、メダカを愛でる…

家庭内隔離訓練

今週の月曜日、先週金曜日にずっと一緒だった若手くんが朝から40度の熱を出したと連絡を受けた。その日の私の出張は駅の改札口の前で中止にして家に戻った。 PCR検査の結果は翌日か翌々日にわかるという。 1日中マスクをしていたし、おしゃべりしながら食事…

またも、ちょっと前の近況(感謝とか好奇心とか)

このたびの入院で、心配してくれた家族、友人、そして、お仕事で迷惑をかけた(かもしれない)会社の方々には深く感謝申し上げたい。 何より私の無事を一生懸命祈ってくれた夫くん。たかだが抜歯。でも、もしものことがあったら・・・。そんなことを考え始めたら…

再び、ちょっと前の近況(腫れた件)

前回の投稿がノーパンの謎の話で終わってしまった。 ちなみに大学病院での最初の診察の時から、アゴの表面に軽い麻痺が残るのは避けられないかもと言われていた。髪の毛が触れたりごはん粒が付いていても気が付かない程度に感覚が鈍くなると。 会社のみんな…

ちょっと前の近況(入院した件)

この期に及んで今さらだが、2021年のトップニュースは、生まれてはじめて入院して、点滴して、全身麻酔で「手術」したことだった。と言ってもたかだか「抜歯」なのだが。 11月末に右側のアゴの下が痛みと共に腫れたので歯医者さんに行ったら、大学病院を紹介…

最大静止摩擦力

記憶がどんな仕組みなのかわからないが、中学や高校の教科書に載っていたことを何の脈絡も無しに不意に思い出す。モヘンジョダロとかコロイドとか。 若干の脈絡に乗ってしばしば浮かんでくる単語もある。その一つが「最大静止摩擦力」だ。 中学校の理科か高…

寅年になった(なっていた)

最後に投稿してから2ヶ月半ほど経ってしまった。 ぼんやりしている間に年も改まり2022年、生まれてから6回目の寅年に。 年女なのだ。今年の誕生日でいよいよ60歳なのだ。 子供の頃、いや、40代になってからも60歳はずっと遠くにあって「おじいちゃん」「おば…

小さなパンに救われたこと

出張帰り、JRを降りて、自宅に向かうバスに乗る前にパソコンを開きたくて、パン屋さんのイートインに入った。 小腹が減っていたのでコーヒーだけでは我慢できず、つい大好きなナッツが乗った小さなタルト風のパンも一緒に頼んでしまった。 パソコン作業をあ…

10月の置き土産

今年の10月は晴れて気持ちの良い日が多かった。おかげで夏物の衣類や綿毛布などをどんどん洗濯して衣替えも順調に進んだ。 金木犀も私の心配をよそに(心配だったのは「あれ?もう咲いたっけ?」と記憶が曖昧な私のボケ具合である)、いつもより10日ほど遅れて…

今年の金木犀は?

しばらくブログを書かなかった。緊急事態宣言が解除されてお客さまを訪問する日が増えた、つまりその前後で準備や報告などの時間も増えた、そしてブログの優先順位が下がってしまった。 いや、それより気持ちの問題かな。もし、とにかく体から文字をアウトプ…

「花鳥風月」説

先日、久しぶりに知人Mちゃん(58歳)に会ってお互いに近況を話した。彼女は3月に仕事を辞めて以来、コロナ禍もあって、ずっと家にいるらしい。 聞けば、朝のベランダでのストレッチ50分に始まって、楽器3種類の練習やボランティアの縫い物など毎日趣味三昧と…

夫くん、定年おめでとう。

夫が新卒の入社以来36年超の長きにわたって勤めてきた会社を、9月末に定年(扱い)退職した。人生で一度きりの1日だから晴れやかな思いでいてほしくて、私なりにばたばたした。 朝、最終日ということもあって、本籍の会社(出向元)へ挨拶がてら出社する夫(い…

ポエティック モード

以前、ちょっとだけ広告関係の仕事に関わったことがある。パンフレットやカタログを作る時にカメラマンさんたちと接する機会があった。 プロとして写真を撮って生業にするなんて、クリエイティブでカッコいい。どうしたらそんな職業につけるだろう。きっとそ…

王子さま・お姫さま作戦

夫は普通に家事をやってくれる。私より何かとハイレベルだ。それに、何かと気遣い、心配して私の世話もやいてくれる。自称「下男」と言いつつ。 夫が人生論など語ることはほぼない。私は自分のことは棚に上げて「もしや、なにも考えていない、つまんない人な…

目玉の裏側?

ソファーに転がって文庫本「去年ルノアールで 完全版」(せきしろ著)を読んでいた。あまりに可笑しくて、あはあはあは・・と何度も声をあげて笑っていたら、背後の食卓で様子を見ていた夫が言った。 「なに?目玉の裏側でも見えた?」 遠慮なく一人でアハアハ…

ノスタルジック・ウオーキング

台風14号が過ぎて、昼過ぎから晴れ間が見えだした。最高気温は26℃。ずいぶんと涼く感じられるようになった。気持ちよくて、うとうとしながら本を読んでいたら、ウオーキングに出かけるのが夕方になってしまった。 カンカンカンと遮断機の音に振り向くと、や…

夫くん、もうすぐご卒業

夫は59歳の誕生日前であるが、この9月末で、ちょっと早めの定年(扱い)退職することとなった。退職と言っても、現在の出向先にそのまま雇ってもらえる転籍なので、通勤先も仕事の内容も変わらないのだが。 6月頃、会社から転籍の打診があってから、何やらExce…

雨、在宅勤務、リュスティックなパン

1日中、しとしと雨。在宅勤務の集中力もいまひとつ。お昼休みの数十分と、勝手に自分で定義したこま切れな休憩時間を使って、本に載っていた「リュスティックなパン」を焼いてみた。リュスティックとはフランス語で田舎風の、という意味らしい。 強力粉、ド…

また、童謡の話し

今朝は、「ふしぎなポケット」という童謡がオッケーグーグルから流れていた。(うちの夫は一度ウケると飽きずに何度でも同じネタでウケようとする。朝の童謡がそのパターンになりつつある。) ポケットの中にはビスケットがひとつ ポケットをたたくとビスケ…

夏の終わりの夕暮れに

在宅勤務中、16時過ぎにネットワークがダウンした。原因は宅内の機器の不具合かと思い、ルーターを何度かリセットしてもつながらず。キャリア側の故障であることがHPで確認できた。しばらく待っても回復しないので、電話でできることはやって、きっかり定時…

童謡のダイナミズム

朝、夫が先に起きて身支度を始め、私がなかなか起きて来ない時、夫からの「寝室で童謡かけて」という指示により、私の枕元に置かれたオッケーグーグルが童謡を鳴らし始める。5歳児作戦だ。どういう選曲なのかわからない。先日までピアノのソロだったが、今朝…