かぜ・そら・とりのブログ

気ままに、のんびり。

2021-01-01から1年間の記事一覧

小さなパンに救われたこと

出張帰り、JRを降りて、自宅に向かうバスに乗る前にパソコンを開きたくて、パン屋さんのイートインに入った。 小腹が減っていたのでコーヒーだけでは我慢できず、つい大好きなナッツが乗った小さなタルト風のパンも一緒に頼んでしまった。 パソコン作業をあ…

10月の置き土産

今年の10月は晴れて気持ちの良い日が多かった。おかげで夏物の衣類や綿毛布などをどんどん洗濯して衣替えも順調に進んだ。 金木犀も私の心配をよそに(心配だったのは「あれ?もう咲いたっけ?」と記憶が曖昧な私のボケ具合である)、いつもより10日ほど遅れて…

今年の金木犀は?

しばらくブログを書かなかった。緊急事態宣言が解除されてお客さまを訪問する日が増えた、つまりその前後で準備や報告などの時間も増えた、そしてブログの優先順位が下がってしまった。 いや、それより気持ちの問題かな。もし、とにかく体から文字をアウトプ…

「花鳥風月」説

先日、久しぶりに知人Mちゃん(58歳)に会ってお互いに近況を話した。彼女は3月に仕事を辞めて以来、コロナ禍もあって、ずっと家にいるらしい。 聞けば、朝のベランダでのストレッチ50分に始まって、楽器3種類の練習やボランティアの縫い物など毎日趣味三昧と…

夫くん、定年おめでとう。

夫が新卒の入社以来36年超の長きにわたって勤めてきた会社を、9月末に定年(扱い)退職した。人生で一度きりの1日だから晴れやかな思いでいてほしくて、私なりにばたばたした。 朝、最終日ということもあって、本籍の会社(出向元)へ挨拶がてら出社する夫(い…

ポエティック モード

以前、ちょっとだけ広告関係の仕事に関わったことがある。パンフレットやカタログを作る時にカメラマンさんたちと接する機会があった。 プロとして写真を撮って生業にするなんて、クリエイティブでカッコいい。どうしたらそんな職業につけるだろう。きっとそ…

王子さま・お姫さま作戦

夫は普通に家事をやってくれる。私より何かとハイレベルだ。それに、何かと気遣い、心配して私の世話もやいてくれる。自称「下男」と言いつつ。 夫が人生論など語ることはほぼない。私は自分のことは棚に上げて「もしや、なにも考えていない、つまんない人な…

目玉の裏側?

ソファーに転がって文庫本「去年ルノアールで 完全版」(せきしろ著)を読んでいた。あまりに可笑しくて、あはあはあは・・と何度も声をあげて笑っていたら、背後の食卓で様子を見ていた夫が言った。 「なに?目玉の裏側でも見えた?」 遠慮なく一人でアハアハ…

ノスタルジック・ウオーキング

台風14号が過ぎて、昼過ぎから晴れ間が見えだした。最高気温は26℃。ずいぶんと涼く感じられるようになった。気持ちよくて、うとうとしながら本を読んでいたら、ウオーキングに出かけるのが夕方になってしまった。 カンカンカンと遮断機の音に振り向くと、や…

夫くん、もうすぐご卒業

夫は59歳の誕生日前であるが、この9月末で、ちょっと早めの定年(扱い)退職することとなった。退職と言っても、現在の出向先にそのまま雇ってもらえる転籍なので、通勤先も仕事の内容も変わらないのだが。 6月頃、会社から転籍の打診があってから、何やらExce…

雨、在宅勤務、リュスティックなパン

1日中、しとしと雨。在宅勤務の集中力もいまひとつ。お昼休みの数十分と、勝手に自分で定義したこま切れな休憩時間を使って、本に載っていた「リュスティックなパン」を焼いてみた。リュスティックとはフランス語で田舎風の、という意味らしい。 強力粉、ド…

また、童謡の話し

今朝は、「ふしぎなポケット」という童謡がオッケーグーグルから流れていた。(うちの夫は一度ウケると飽きずに何度でも同じネタでウケようとする。朝の童謡がそのパターンになりつつある。) ポケットの中にはビスケットがひとつ ポケットをたたくとビスケ…

夏の終わりの夕暮れに

在宅勤務中、16時過ぎにネットワークがダウンした。原因は宅内の機器の不具合かと思い、ルーターを何度かリセットしてもつながらず。キャリア側の故障であることがHPで確認できた。しばらく待っても回復しないので、電話でできることはやって、きっかり定時…

童謡のダイナミズム

朝、夫が先に起きて身支度を始め、私がなかなか起きて来ない時、夫からの「寝室で童謡かけて」という指示により、私の枕元に置かれたオッケーグーグルが童謡を鳴らし始める。5歳児作戦だ。どういう選曲なのかわからない。先日までピアノのソロだったが、今朝…

ミズアブさんのコンポスト

もう10年ぐらい経つかもしれない。庭にコンポストを3台並べて置いている。高さ80cm程度、緑色のでっかいプリンみたいなバケツ的なやつ。底は抜けていて、10cmほど土を掘って埋めて使う。 日々のお料理で発生する生ゴミ、つまり根菜や果物の皮や、タマゴの殻…

イルカ・セラピー?

長く会社員をやっていると悲喜こもごもあるものだが、辛いことも過ぎてしまうと笑い話や先輩風を吹かせるネタにして、基本的にはいわゆる社畜生活を面白がってきたクチである。 ただ、一時期、ずいぶん前のこと(20年以上前?)だが、上司とソリが合わなかっ…

海獣、プラスチック、そしてトング

「海獣学者、クジラを解剖する。」(田島木綿子 著)を読んだ。海獣というのは、クジラ、イルカ、アザラシ、ジュゴン、マナティなど海にすむ哺乳類の総称だ。かれらは進化の過程で海から陸上生活をするようになったのに、また海へ戻っていったそうな。私たちと…

ゴマ塩模様のヒゲに思う

夫は本日月曜日に休暇を取って、3連休だった。 3日目の今朝、ふと夫の顔を見た私は、ビックリして思わず声をあげてしまった。 「んまあ!おヒゲに白いものがこんなに!?」 髪の毛にはとうに白いものが混じっていて、年々増えているということはわかっていた…

今日は青の日

久しぶりに青空が広がった!お客さまを訪問する日だったので助かった。 途中、バスの窓から、薄い青色の、レース生地のタイトスカートを着て歩いている女性の後ろ姿を見た。 バスセンターで私の左前を歩いていた女性も薄い青色の、レース生地のタイトスカー…

曇り、ときどきスズメ

朝はまだ小雨が降っていた。昼ごろにやっと、久しぶりに薄日がさしたが、それもほんの数分だった。このところの大雨と、止んでもなおスッキリ晴れない曇り空。そんな中、やってくるスズメたちに癒される。 このブログにも書いたが、ここ4ヶ月近く、ほぼ毎日…

もっと光を〜!

また、8/20から新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発出されることになった。 だけど私はおうち時間が大好き。在宅勤務や外出自粛でずっと家にいてもへっちゃら。外出するより、ずっと穏やかで、楽しいなあ・・・と思うはずなんだけどなあ、いつもだった…

AIは聞き耳をたてる(HAL 9000のインパクト)

先日、SF映画「2001年宇宙の旅」を観たことを書いた。人工知能のHAL 9000が、ジッと無言で人間を観察して、自分で判断し、行動を起こす場面がとても不気味で怖かった。 HAL 9000は通常、役に立つしユーモアさえ持ち合わせたような頼りになるやつだ。しかし、…

雨がやんで

水曜日の朝から降り始めた雨が、日曜日になってやっとやんだ。ざあざあ降りが丸4日間続くなんて、あまり記憶にない。各地で川の氾濫や土砂崩れなど大きな被害もでている。そして、まだまだ前線は居座っているらしい。なんとしつこい、いったいどれほどの威力…

「数学する身体」を読んだ。

「数学する人生」の著者、岡潔と並んで編者として名前が載っていた森田真生の著書「数学する身体」も読んでみた。大雨続きの連休の思い出に、数学シリーズ。といっても数式などはほとんど出てこないので私でも(わからないなりにも)読み進めることができた…

「数学する人生」を読んだ。

本は読んでいる時の楽しさだけではなくて、その本との出会いや、どこかで本同士が、あれあれっ?とリンクしていくのが面白いなあと思う。 オリンピックに触発されて、2008年ごろ1度読んだはずの「日本人と情緒」(岡潔著)を再読し、これほどまでに「情緒」の…

5歳児的感覚(?)で心和らぐ

朝、目覚めた時から激しい雨音だった。今日も1日おうち時間だ。 仕事に行く夫を送り出してすぐさま、自分の部屋に行き、エアコン下の白い壁にウオールステッカーを貼った。ずいぶん前にCostcoだかIKEAだかで買ってきていたのだが、作業をヤル気にならず放置…

雨の週末、SF映画に浸った。

8/7(土)から始まった夏季連休もあっという間に中盤となった。コロナ感染回避、熱中症回避に鑑みて、ずっと家の中だ。というか、出かけるより、家にいて本を読んだり、メダカやスズメを眺めたりしているのが好きなのである。特に天候が悪かった先週末は「連…

立秋2021

台風の影響でこの数日はお天気が不安定だった。今日は朝の光に誘われるようにして、久しぶりに朝の散歩に出た。 青空の青がひところより薄い気がする。刺さるような太陽光線も少し柔らいだ。道端にこの夏の短い命を終えたアブラゼミの乾いたからだが、ぽつり…

本、帰る

このたび夫の部屋から3冊の本が発掘された。というより救出され、持ち主である私の元へ帰還を果たした。 夫の部屋は、大切なものなのかゴミなのかわからないもの(私から見るとほとんど後者)で溢れかえっており、本棚にも二重三重、縦横ナナメに本などがぎゅ…

お上りさんの妄想(TOKYO2020)

東京オリンピックである。テレビの前でニッポン選手がんばれ〜と念じながら、ひとまず、とりあえず、オリンピックが開催できる程度には今日現在、平和であることに感謝している。 前回1964年の時は2歳だから全く記憶にない。今回はもう2度と目にすることはな…