かぜ・そら・とりのブログ

気ままに、のんびり。

思ったこと

身辺整理

会社のOutlookで明日3月29日の午後に3時間ばかり「身辺整理」と予定を入れていたら、職場の若者が怪訝そうにきいてきた。Sくん「これってどういうことですか?」Tくん「ぼくもきこうと思ってました!」 「え?期末のお片付けだよ。要らない書類で机の周りが…

子どもが好きか?

子どもが好きか?と問われたらなんと答えようか。幸いにも(?)そう私に問うてくる人はいないが。 Mちゃん(約60歳)はボランティアで子どもたちのためのフエルト人形を作ったり音楽を通して子どもたちと触れ合っている。「あたし、子どもがだぁ〜い好きだから…

あ。そうか。

夫くんとバスを降りて夜空を見上げた。よく晴れた冬の星空。オリオン座をはじめ、白く輝く星々がくっきりと見えた。「すごいよね。あの星の光って何百年も前に発せられたなんて信じられないよね!」。夫くんも「ほんとだね」と改めて夜空を見やって呟いた。…

祈ること、縋ること

昔の記憶だからあやふやだけど、外国に入国する時に氏名とか書く紙(今もあるのかしら?)に宗教という項目があったように思う。海外では「無宗教」はブキミな人とおもわれるので「Buddhist(仏教徒)」と書くのが無難、と何かで読んで、無宗教と無神論との違い…

終点の町

電車に揺られつつ、ドアの上部に貼られている路線図を目で追いながら「おや」と思った。私って、終点にばかり住んでいるなあと。 実家は、JRの本線の終点がある市内にあった。JRの終点では線路が一旦くにゃりと持ち上がってそこで切れている。もうその先に線…

寒い朝、バス停に45分間立っていたこと

この感情はナンなのか、怒りなのか、なぜ怒りを感じるのか。逆に、このソワソワした胸の高鳴りはナンだろう、いったいなぜ浮かれているのか、何に価値を感じているのだろう。などと、自分の感情の出所や理由が気になってしょうがない時がある。 その朝は気温…

節分に、2024年の投稿1回目。

あれれ? 夏の名残り、秋の深まり、暮れ行く1年、新年の大災害と事故のニュース、そして、ちらほらと梅の花・・・。気づけば明日は立春である。 昨年2023年は10回しかブログを投稿しなかった。前回が9月で、今年はこれが1回目。・・・まあ、いいか。自分に…

”後期中年者”のモラトリアムな今

Blogを長らくご無沙汰してしまった。なにしろ時間が飛ぶように過ぎていく。幸いなことに、ヒマで時間が過ぎたワケではなく、意外と忙しい日々だった。 昨日は敬老の日。「高齢者」の定義はいろいろあるらしいが内閣府のコラムによると65歳越したあたりのよう…

戸籍から見えたご先祖さま

昨年12月、父が亡くなった。まさにロウソクが燃え尽きるような静かな静かな最後だった。亡くなった後、主にお金関係の処理で戸籍を取り寄せたたりなんだりと暫くは母と弟くん(長男)で忙しそうだった。家も車も株券も特段の貯金もない一人の老人が亡くなっ…

昭和も遠くなりにけり

先日、夫くんがYouTubeの歴史探訪的チャンネルを見ながらぽつりと言った。「昭和って、もう“100年前”なんだね・・・」えええ?!・・・昭和元年は1925年。なるほど、約100年前かあ。 「100年前」といえば私にとっては「明治時代」だ。ちょんまげを切ってザン…

そんな時節柄

にわかにLINEグループやFacebookで「還暦おめでとう〜」のお祝いメッセージが飛び交い始めた。高校、大学の同級生たち、その多くが今年4月以降に60歳を迎えるのだから、さもありなん。 大学時代の部活メンバーとのLINEも4/2生まれのFくんへのお祝いに続くは…

エセ賢人の黄昏れ

ここにきて、あらためて「“幸福”だな」と思う。「ここ」ってどこかというと、もーすぐ60歳になるよという「今」である。なにより健康でいてくれる家族、雨風を凌げる家、ちゃんと作った温かい食事。本を読みたければ読み、庭の植物やスズメ、メダカを愛でる…

ポエティック モード

以前、ちょっとだけ広告関係の仕事に関わったことがある。パンフレットやカタログを作る時にカメラマンさんたちと接する機会があった。 プロとして写真を撮って生業にするなんて、クリエイティブでカッコいい。どうしたらそんな職業につけるだろう。きっとそ…

重たいおしりを動かすパワー

社会の中で人々の共感を得て、行動してもらったり、行動しないでもらうのは、大変なことだ。手洗いをしましょう、会話の時はマスク着用願います、不要不急の外出は自粛しましょう、などなど、どれもそれなりの根拠があって人々に呼びかけていることだと思う…

そもそも「あたりまえ」の考察

コロナウイルスの蔓延で世の中がかわった。それはつまり「あたりまえ」と思っていたことが変わった、ということ。 毎日会社にいくこと/社内会議のために出張すること/接待する・されること/平日は外食でもかまわないこと(会社関係とかグルメ探訪とか)/…

パンスペルミア説

スタートレックシリーズが好きだ。特にThe Next GenerationとDeep Space Nine、Voyager。 スタートレックは太陽系外の宇宙を舞台にしている。地球人、知的で禁欲的なバルカン人、多毛なクリンゴン人、前髪ぱつぱつロミュラン人、なんだかかっこいいカーデシ…

ディスタンクシオンの衝撃

「ディスタンクシオン」はフランスの社会学者ピエール・ブルデューが書いた本、大著にして名著。単語としてはフランス語で「区別」を意味するらしい。たまたまNHKの「100分de名著」のブルデューの最終回の最後の10数分を目にして、面白そうだったのでその名…

元素レベルの存在

唐突に、何がきっかけなのかわからないが、ふと自分のことを思った。 「後世に名も残さず、子孫もなく、お墓だってない。 地球の長い歴史のほんの100年程度、ただ資源を消費した存在。 うわあ、たいへんだ。なんと哀しい存在だ。」 特に悲観主義者でもないの…

幸福の器

人それぞれが幸福を入れる器をもっているとしたら、かねがね、私の器って小さいんだろうなと思ってきた。器が慎ましいサイズだから、昔から、だいたいいつも充足度が高い。本人の幸福度は高いのだからそれでよいとは思うが、高邁な理想も夢もなく、渇望する…

59才会社員なう。

定年まであと1周ちょっととなった。 この1ヶ月の間にいろんな方々のブログを拝見して、初めて「セミリタイヤ」「アーリーリタイヤ」「FIRE」という言葉を知り、そんな生き方の選択があるんだなあ!と、ハタと立ち止まった。 来年度、60歳になると一応の区切…

四半世紀はあっという間

今朝の在宅勤務まえのウオーキングは近所の神社までの往復。梅雨の晴れ間、玄関を出た瞬間に少し蒸し暑さを感じる。坂を下って約1.5Kmほど歩くと小さな神社に着く。以前、そこの禰宜さんだったかの話によると、周りを取り囲む楠の木がとても大きい(中には樹…

実は内向型だった

いつも快活、リアクションも大きく元気いっぱい、初めての人とでもよくしゃべる、わいわいと賑やかな場で大きな声で笑っている、というのが一般的な私のイメージなんじゃないかなと思う。自他ともに認める「外向的なひと」といったところ。 この1年、コロナ…

目指せ ディレッタント

趣味らしい趣味がない。やはり「老後の趣味」が無くては何かとよろしくないのではないか、今のうちに何か夢中になれる楽しみを見つけておかねば、と妙な切迫感めいたものがわく。 まず、何を以って「趣味」と言っていいのかがわからない。幸か不幸か莫大な人…

ビッグデータと哲学的なAIで・・・

突然だけど、政党政治って好きじゃない。さて投票しようというときに、世の中のゴマンとある社会的課題の対策や未来へのビジョンについて、「1人」または「1政党」を選ぶなんてムリがありすぎる。どの政治家も政党も帯に短しタスキに長し感がある。 どうせ…

梅雨の晴れ間

本日は梅雨の晴れ間、しかも快晴。 ソファーのムートンを剥ぎ取り、デッキの椅子に広げて干した。冬じゅう使っていたライトダウンのベストや膝掛けもやっと洗って、シマトネリコの枝に1枚ずつハンガーにかけて吊るして干した。 気温27.2度、湿度57%、爽やか…

接触頻度

テレビはあまり観ない。特に、もう何年も、民放をほとんどみない。とはいえ、面白いことはあるかなと期待して本能的にチャンネルを変えてみたりして、たまに、バラエティ番組などに手が止まることはある。そして、しばしば「えっ・・」と声を詰まらせる。綺…

前世はクジラ?

前世があるとしたら、私はクジラだったんじゃないかしら。 お酒を大量に飲むから、ではない。(鯨飲は若い頃のはなし。今はイワシ程度しか飲まない。) ごくごくたまにだが、深い海の中にいる夢をみる。海の中だけど呼吸は苦しくない。静かで冷たい暗さが心地…

弱くて、優しくない。

私は「優しい人」と言われたことが、たぶん、一度もない。 親・兄弟、友人からも会社の同僚からも、さらには夫からも。 「優しい人」の定義にはいろいろあるかと思うが、誰かが悲しんでいるとき、誰かとのお別れのとき、感受性高く涙を流す人に「優しい人だ…

ファサードを飾らない。

ちょっと前に「世界史の針が巻き戻るとき」(マルクス・ガブリエル著)を読んだ。そして私は「ファサードを飾らず生きていこう」と思った。 著者は、ニューヨーカーのことを「住みにくくても、他の人からすごいと思われればいいと言って、(人生そのものでは…

眼鏡

昔は眼が良かった。視力はマサイ族並みだった(うそ)。 でも、小さくて、一重瞼。子供のころからずっと、ぱっちり二重瞼の友達がうらやましくてしょうがなかった。 「なんでこんなに目が小さいのかしら!ハンディキャップだわ!」 優しい夫がなぐさめてくれ…