唐突に始めたブログだが意外にも続いている。何故、何を書きたいわけでもなく、何の方向性もなく始めて、思いついたことをただ書いている。
そして気づいた。「思い出話」が多い。思い出の棚卸し状態だ。
なんとなく感じていることを言葉や文章にすると、自分の価値観とか軸とかそういったものがうっすらと形になって「そうか、そうであったか」と妙に納得したりする。過去の話の場合は、その時の自分と今を行き来するなかで、思い出どうしが繋がってることを発見したり、忘れていた自分の興味や感情に改めて触れているような気がして、なんだか楽しい。
以前、読んだ本のことを思い出した。
茂木健一郎さんの「ど忘れをチャンスに変える思い出す力」(ボケ防止・記憶力アップの本かと思い、買って読んでみたら、全然違っていた)によると、過去を思い出すこと、つまり何に興味があったか、何をやりたいと思っていたのかに思いを馳せることで脳は創造性を発揮できるようになるらしい。
思い出話は未来につながっていくみたいだ。もうしばらく棚卸しを続けよう。ものごころついてから半世紀分はあるからネタは尽きない。