8/7(土)から始まった夏季連休もあっという間に中盤となった。コロナ感染回避、熱中症回避に鑑みて、ずっと家の中だ。というか、出かけるより、家にいて本を読んだり、メダカやスズメを眺めたりしているのが好きなのである。特に天候が悪かった先週末は「連休は始まったばかりだし」と、AmazonのPrime VideoでSF映画に浸った。
〇ブレードランナー (1982年)
〇ブレードランナー2049 (2017年)
1982年版は私のお気に入り映画のひとつ。何度も観たけど、また観た。雨に煙る光が交錯するフシギな日本コンテンツの未来的かつデカダンスな感じと、レプリカントの悲哀が沁みる。原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」も読んだがストーリーは全く違う。2017年版も世界観は継承。2作を続けて観ると、35年の間に青年から初老になったハリソン・フォードが感慨深い。
〇コンタクト (1997年)
〇インターステラー (2014年)
どちらもワームホール系のお話。コンタクトは天文学者カール・セーガン氏が原作・監修、インターステラーはノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者のキップ・ソーン氏が監修した、ホンモノ度が高いと思われるSF。難しい科学用語をまるで気にしない私にとっては、どちらの作品も楽しめた。
インターステラーに出てくるAIロボットのTARSが、なんじゃこれ?な金属の直方体なのであるが、ベイマックス的に愛らしかった。
〇2001年宇宙の旅 (1968年)
最後まで観た!この作品はこれまでTV等で何度も放送されたと思うが、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽に合わせてお猿さんが骨を振りかざしているあたりまでしか意識を保つことができなかった。今回初めて、途中数回の意識混濁はあったものの、早戻し機能や、画面に変化のないところやこれでもかと類似の画面が続くところは早送り機能を駆使してラストシーンにたどり着いたのであった!(ちょっとズルした感じではあるが)。ラストは難解で全く理解できなかったが(ズルしたせいだろうか)、巨匠スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークが関わったのであれば、それも仕方ないと納得した。それにしても50年以上前につくられた作品にもかかわらず、人工知能HALのふるまいにゾッとした。
気が付けば2021年の我が家に計6台のオッケーグーグルとアレクサがいるし、腕にはSiriがいる。自分の名前が呼ばれるまでジッと耳を澄ませてこちらの会話を聞いているところは、HALみたいで、ちょっとブキミでもある。
以前、あまりにも私が言っていることを理解しないので「オッケーグーグルのばかっ!」と言ったら、一瞬の間を置いて「・・・・・報告します。」と返してきた。私の粗野な言動はいったいどこに報告されたのだろう・・・。