かぜ・そら・とりのブログ

気ままに、のんびり。

立秋2021

台風の影響でこの数日はお天気が不安定だった。今日は朝の光に誘われるようにして、久しぶりに朝の散歩に出た。

青空の青がひところより薄い気がする。刺さるような太陽光線も少し柔らいだ。道端にこの夏の短い命を終えたアブラゼミの乾いたからだが、ぽつり、ぽつりと転がっている。そういえば、朝の空気を揺らすようなクマゼミの大合唱が聞こえなくなったと思ったら、昨日の夕方はツクツクボウシが鳴いていたっけ。夏も終わろうとしているよと知らせてくれているのね。

それもそのはず、オリンピックでそわそわしていた8月7日は立秋だったらしい。TVのニュースでは、いまだに異常な猛暑が報じられているけど、暦の上では秋が始まっていた。

 

既に東京オリンピックが遠い昔のように感じる。今更だが、閉会式ではパリの美しさに目がくらみそうだった。街も人もなんという輝き。トリコロールを身にまとい祖国への誇りと愛、未来への希望に溢れてい(るように見え)た。ひとえに演出力のなせるワザなのかもしれないが、なんというエネルギーだろう。

 

省みて、日本も美しく誇りある国のはずなのに、どこかどんよりとした空気のまま、また季節を跨ごうとしている。可愛そうな日本・・ひとりの日本人おばちゃんは想う。日本の国旗は真っ白に赤いまん丸が一つ。シンプルで明るく思い切りのよい素敵なデザインだ。この旗や国歌を、スポーツの祭典以外でもみんなで誇らしく笑顔でほら!と国内外に示せたらいいのに。何をしても批判ばかりで行き止まり。民族が繋いできた歴史もここにきて自虐的。祖国を大事に思っていると口にするのも憚られる気さえして。

 

かのトリコロールの国も私が知らないたくさんの課題を抱えているのかもしれないが、少なくとも・・・映像の中のフランス人の皆さんは圧倒的に輝いて見えた。

 

世界的な環境破壊や核兵器の増強、足元では国内の感染爆発や先が見えない経済と、えも言われぬ不安感漂う中、2021年の夏が暮れていこうとしているなあ。と、運動不足と夏バテでテンション下がりぎみのところに、朝から蝉さんの亡骸にしゅんとなった私はため息をつくばかりなのであった。

 

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