今朝の在宅勤務まえのウオーキングは近所の神社までの往復。梅雨の晴れ間、玄関を出た瞬間に少し蒸し暑さを感じる。坂を下って約1.5Kmほど歩くと小さな神社に着く。以前、そこの禰宜さんだったかの話によると、周りを取り囲む楠の木がとても大きい(中には樹齢2000年クラスも)ために小さく見えているだけで、本当は社殿もそこそこかそれ以上に大きいらしい。
ベージュの作業服のおじさんが境内中の落ち葉を掃いて所々に集めている。竹箒の細かな筋が一定の方向に描かれているものだから、新しい足跡をつけるのが忍びなくて、ぐるりと周って参道に着いた。
朝の神社の気持ち良さは格別だ。蒸し暑さやそこに来るまでに汗ばんだ事も忘れるほど、澄んでひんやりとした空気の中、水色の袴の禰宜さんたち、赤い袴の巫女さんが静かに動き回って、朝の準備をしている。
ひと気の少ない境内のいとさやけきことかな。
この神社には四半世紀に一度、数日間だけお顔を拝見できるご神像が祀られている。最近では3年前の冬、夫と一緒にお参りした。
その前のご開帳の時は、お参りはしていないが、今の家に越してきたばかり。いろんなことを力任せにやっていた30歳代の前半だった。そして、そろそろセカンドライフの扉に手をかけようかという50歳代後半のいま。その次は・・・なんともう80歳代だねと顔を見合わせた。
次のご開帳の時も一緒に元気でお参りに来ようね。
そこからまた扉を開けて、更にもう四半世紀もいっしょにいよう。
きっと、あっという間だよ。
神社でのんびりしすぎて、家に戻ってきたときには、在宅勤務の開始時間ぎりぎりになっていた。急いでパソコンを立ち上げ、ネットワークをつなぎながら、汗を拭いた。冷や汗も少し混じっていた。