かぜ・そら・とりのブログ

気ままに、のんびり。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

笑われる勇気

夫は、2年ほど前から唐突にピアノを習い始め、このたび、教室の皆さんも参加して、小さなステージで発表会があった。 あがり症を自覚し、対策を模索したらしく、どこで知ったのか事前に「成功する音楽家の新習慣〜練習・本番・身体の戦略的ガイド〜」という…

足の新時代

左足の裏のウオノメが気になりだしたので、お薬を買ってきて、お風呂あがりに貼った。 あれ? 違う。足の裏の皮膚が以前より柔らかい。指の腹の角質化したトンガリが消えて、ふっくら丸みが出ている。踵もひび割れ無く柔らかくなっている。 そういえば、爪も…

観察

在宅勤務続きだったので、久しぶりにJRに乗った。快速で6駅、40分ほどのプチ出張だ。 通勤仕様の長いシートは、乗客でほぼ埋まろうとしていたので、私はサラリーマン風の男性と野生児っぽい男性の間におしりをうずめた。 野生児くんは全体的にはサッカーでも…

あだんが浜の桜貝

父の転勤で小学校の4年生から卒業まで海辺の田舎町に住んでいた。 家から少し歩いたところに「あだんが浜」があった。本当にそんな地名だったかはわからない。子どもたちが「あたしたちの浜」という意味で単にそう呼んでいただけかもしれない。 浜の横を通る…

孤高じゃない人

学生時代、ワンダーフォーゲル部だった事もあり、新田次郎の文庫本を夢中になって読んだ。その中に「孤高の人」があった。もう、どんな物語だったのか忘れてしまったけど、主人公「単独行の加藤文太郎」の孤高を描いた物語だ。 ワンゲル部の活動では通常4~6…

マツダ ファミリアとキャラメルコーン

父はものすごく不器用で、運転免許の教習所に通っている時もかなり苦労しているように見えた。ハンドルをくるくるくるっと回す動作がよほど出来なかったと見えて、クッキーが入っていた丸い空き缶をひっくり返し、真ん中の1点に釘を打って短い角材の先端に緩…

海辺のとても古い家

父の転勤で、海辺の田舎町のえらく古い家に住んだことがある。10歳の頃なので、ほぼ半世紀前の話。 海岸から300mほど入った小道沿い、向かって左から、2階建ての主屋、トイレと洗面台がある屋根続きの平屋の離れ、その離れの一番右の端に付け足されたような…

雲の一意性

梅雨らしく、本日は朝から雨模様。空は一面薄い灰色。ざんねん。 雲を眺めるのが好きだ。気圧が不安定なときは特に鼓動するみたいに山際から押し寄せてくる雲や、複雑な形が何層にも立体的にさまざまな形で重なる雲、真夏の真っ白な積乱雲、なぜだか命のあり…

マロン

夫婦してモノに愛称をつけがちだ。それなりに愛着を持って接しているとも言えるが、ただの癖。 昔、私の職場に給茶器が2台、西側と東側にそれぞれ置かれていた。一緒にお弁当を食べていた友人と「キューちゃん」「チャッキー」と命名し、ボタンを押して、お…

59才会社員なう。

定年まであと1周ちょっととなった。 この1ヶ月の間にいろんな方々のブログを拝見して、初めて「セミリタイヤ」「アーリーリタイヤ」「FIRE」という言葉を知り、そんな生き方の選択があるんだなあ!と、ハタと立ち止まった。 来年度、60歳になると一応の区切…

カトリック教会の鐘の音

育った町のカトリック教会の鐘の音を思い出した。 カラーン、コロンカラーン、コロンカラーン・・と高く乾いた音色で谷あいの町によく響いた。毎日夕方6時に鳴っていたと思うが、もしかするとお昼と日曜日の朝のミサの時間にも鳴っていたのを忘れているのか…

赤いお屋根のカトリック教会

実家があった町は、カトリックの方が多い土地柄だった。今思えば、日曜日の朝には近くの教会のミサに家族で行くような敬虔な信者さんも周りに少なくなかったような気がする。古くからそこに住んでいる方々で、いくつかの苗字の家々はほとんどカトリックだっ…

手作りおやつ

昨年の春、1回目の緊急事態宣言が発出されてからというもの、ほとんど外食をしなくなり、気づけば食生活がずいぶん変わった。おうち時間が長くなって、おやつやデザートも手づくりが増えた。 オーブンの酷使による焼き菓子。 ヘビーローテーション1位はバス…

四半世紀はあっという間

今朝の在宅勤務まえのウオーキングは近所の神社までの往復。梅雨の晴れ間、玄関を出た瞬間に少し蒸し暑さを感じる。坂を下って約1.5Kmほど歩くと小さな神社に着く。以前、そこの禰宜さんだったかの話によると、周りを取り囲む楠の木がとても大きい(中には樹…

実は内向型だった

いつも快活、リアクションも大きく元気いっぱい、初めての人とでもよくしゃべる、わいわいと賑やかな場で大きな声で笑っている、というのが一般的な私のイメージなんじゃないかなと思う。自他ともに認める「外向的なひと」といったところ。 この1年、コロナ…

雨の朝

雨の朝だ。けっこう降っている。木々の葉を打つ音や不思議な薄暗さに誘われて、目の前にずっと昔の記憶が現れる。 たぶん小学校2年生くらいの頃。透明のビニールに赤い花模様がプリントされた可愛いカッパをもっていた。小さく畳んでいたものを、いざ雨が降…

機内食

近くに住む弟がたまったマイルで買ったのか、ANAの冷凍された機内食をくれた。私は仕事が長引いたときにチン!と手軽に食べたかったのだけど、夫がどうしても翌日がお休みの日の夕食としてゆっくりお酒と一緒に食べたいと言ってきかなかった。それで仕方なく…

スズメさん

昨年から始まった在宅勤務は現在週に3-4日。お客さまや社内とのオンライン会議もずいぶん慣れてきた。 私の自宅のオフィスは食卓だ。南北に長いリビングのいちばん北側から南側を向いてノートパソコンを開き「仕事」している。この食卓オフィスから見えるよ…

社畜ここに極まれり

もう30数年間同じ会社で働いている。なんと人生の半分以上、会社員をやっていることに、今更ながらに驚く。 入社した時、会社ではWindowsもまだなくてDOS/Vマシン、フロッピーはうちわのような8インチ、オフコンの40MB(!)のハードディスクが増設されて大…